さて、ちょっと簡単なクラッチ調整の、プレッシャープレート編行きます。 まずクラッチをバラすには真ん中のロックナットを緩めます。 ヌルぅ~とチカラを入れないで、 手のひらでラチェットのグリップを叩くように、スパーンと。 インパクトの容量で行かなければ、クランキングしちゃってナット緩みません・・・ 大きさが合えば何でもいいんですけどね・・・。 バルブスプリングのアッパーカラーを使うとなんかカッコイイです(笑) ハメて締め込みます。 どんどん締めて、3個あるナットが浮いてくるまで締め込みましょう。 これで、いっぱいあるスプリングがバラけないようになりましたので、 気にせずプレッシャープレートを取り外す事が出来ます。 あとはクラッチ板(フリクションプレート)と鉄(スチールプレート)を洗って乾かして、 クラッチ板がカドばってるようなら粗いペーパー等で面取りして、 元と同じようにクラッチシェル内に収めてください。 まず!真ん中のアジャストスクリュー。 コレの先端がガリガリに荒れていたりすると、 後述する「プレッシャープレートが真っ直ぐ押されるように」を妨げる事になります。 先端は平らでツルツルであるほどスパッと切れるクラッチになりますので、 ヤスリやらベルトサンダーやらで平らに削ってやりましょう。 しかし先端は摩擦に対する強度を上げるため、「焼きが入った状態」になっている(ハズ・・・)ので、 熱をあまり加えないよう、水に浸けながら削ると吉です。 真っ直ぐ押す、という事は、プレッシャープレート自体の歪みや変形もダメ。 更には先端真っ直ぐでも、溶接がヘタくそで、アジャストスクリューがナナメに取り付けられる仕様の不良品もあったり。 よくチェックしてみて下さい。 取り付けましたらココを、 27mmくらいにします。 ここの締め加減は、イコール、クラッチレバーの重さです。 重いクラッチが好きならば、メッチャ締め込むだけです。 そんな人は居ないと思うので、マニュアル上では「1インチ」とありますが、 「足のクラッチと手のクラッチで、同じ重さでオッケーというのは如何なものか」というワケで、 ちょっと軽めの27mmにしときます。 正常なクラッチ板とスチールプレートでしたら、滑り出すことはありません。 クラッチ切ってハブを回してみてキレを確認しつつ、最低3箇所で測るようにしたいです。 ここで、 「クラッチレバー握ったら真っ直ぐ出る」を、しつこい程に調整。 スプリングがナナメになってるのでドライバーなんかでコジッて真っ直ぐにしたり、 いろいろやるんですけどもつまりは、 先に述べましたアジャストスクリューとプッシュロッドの合わせ目のとこがナナメ。 これが原因の第1位のような感じがします。 アジャストスクリューの先端にボールが入った「アップグレード風」リプレイス部品などは論外です。 だって玉取れてガクガクになって、 例えると「長ーい棒の皿回しの、ちょっと回転が遅くなってフラついた皿」ですよ。 あれ、真っ直ぐですか?と。 プレッシャープレートがナナメに押し出されるから、 ちょいちょいクラッチ板とスチールプレートが干渉して、キレが悪いのであります。 以上、クラッチハブとシェルのガタが無い状態での、クラッチの簡単調整でした。 ちなみにクラッチハブのスタッドが指でクルクル回るようだったり、 思い切りガクガクみたいなのは要修理。無理なら交換でありますのであしからず。
by lwe31x
| 2015-04-29 23:51
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