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Max.

 お客様各位

12月2日(火曜)、3日(水曜)は、棚卸し業務のため休業とさせていただきます。

ガスケット1枚から数えさせて頂きます(笑)

ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願い致します。



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ピニオンレースで御座います。

なにそれ的な流れに身を任せつつ、エンジンのフライホイールを受け止める大事な部分と申し上げておくことに致します。

通常ここもオーバーサイズのベアリングで修理するのですが、これはもう大きくなり過ぎておりました。






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こういう形のものが、結構なキツさで圧入されています。

交換するには元のレースを抜いて、入れ換えればOK。

書くと簡単そうですが・・・

如何せん、このようなレースもしくはブッシュの入れ替えをどれだけスムーズに行い、

かつ円滑に動くよう削り、加工するのか。

その辺が修理屋さんの腕の見せどころ。





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腕を見せつけるには、まず道具から(笑)

あとは段取りと経験値で御座います。

ぶっちゃけコレを上手にやらないと、最悪そのクランクケースがゴミに成り果てるような事態にもなり得ます。

エンジンを回転させる上で非常に重要な部分ですので、通常は内燃機屋さんに投げるお仕事です。

リトルウイングは外注に出さずにボス自ら加工を行います。

ハイ。逆に内燃機屋さんからの外注も受けていたりします・・・。




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何度まで温めたらアルミが膨張して、キツく圧入された元のレースを抜き、新しいレースを圧入出来るのか。

新しいレースは、現在のレースよりどのくらい大きくなければならないのか。

これは経験値でしかありません。

若き日のボスは足繁く内燃機屋さんに通い、実際に目で見て試行錯誤を重ねた結果、技術を習得しております。

更にはアメリカにて本場のやり方で修理する方法を、自身がライダー兼メカニックとして参戦するヴィンテージバイクのレースにて培って参りました経緯もございます。

まぁ、全部自分でやらないと気が済まないんです、きっと・・・(笑)





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上手い事圧入できたら、ちゃんとオイルラインが通ってるかどうかもチェック。

小さな穴を合わせて圧入するのは、なんか文章では伝わりづらいんですが、

非常に細かく神経質なお仕事です。

こうやって、ずっとずっと長く乗り続けられるハーレー。

ちょっと壊れたらもう廃車な現代の乗り物が如何に勿体ないか。

考えさせられます。





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で、現代の乗り物(笑)

ハーレーに比べたらもう、すげえショートストローク。

ピストンめっちゃ軽そう・・・

効率を追い求めた結果のカタチ。

YAMAHAのV-MAX、やるじゃない的な。






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ふーん。
by lwe31x | 2014-11-30 22:37 | Information
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