クランク、ビッグエンドのベアリングはこんなん入ってます。 こちら、1941年から1972年までのもの。 1973年からコンロッドの長さが変わり、1340ccプロジェクトへ向けて細かな変更がございますのですよ。 ベアリングと言われたらボールを連想するのは現代っ子の脳なワケで、 旧車脳はこちらのニードルローラーとケージを連想するのであります(笑) 走行を重ね、擦り減り、クリアランスが大きくなったモノは、このようなオーバーサイズのベアリングを入れてオーバーホールするのですが・・・ 1万分の1インチ刻みでオーバーサイズが販売されてます。 オウ!メイドインジャパンですねー! ジャパニーズがアメリカンからジャパンメイドのベアリングを輸入!? 逆輸入か! ちなみにこちらは、8/10000インチほど、スタンダードよりも大きな径です。 しかし鵜呑みにせずに、使用するベアリングは全てマイクロゲージで計測し直す事。 そんでやっぱり、そのままポポーンと交換出来るほど世の中は甘くないのでした・・・。 最近ウワサになってるっぽいですが、ホーニングマシーンです。 ビッグエンド用のマンドレルを装着し、ホーンしてゆきます。 弊社社長自らドロドロになりつつホーニング。 こんなコアな作業も自社で行うリトルウイングで、一緒に働いてみませんか!?(笑) これで径を拡大して、オーバーサイズのベアリングに合わせます。 計って削って~~ その昔は、旋盤に取り付けたラッピング・アーバーというモノで、ラッピング用のコンパウンドを使って削っておりました。 しかしこれは気の遠くなるような時間が掛かる上に、一度コンパウンドをキレイに洗い流してからでないとフィッティングが出来ません。 超、超、めんどくさいんです(笑) あと仕上がりも違います。 あと、ですね、社外のケージはオーバーサイズのベアリング入れるとキツくて動かなくなるモノもあるので注意です。 怖いっすね・・・ ハッチが見えますでしょうか? これによりオイルを保持し、ド真っ直ぐにホーニングされたビッグエンドのレースの中では、 クルクルとニードルローラーベアリングが回転します。もちろん、ガタ無し。気持ち悪いくらいスムーズ。 ラッピング・アーバーでは、仕上げによってはベアリングを引きずるような回り方をしてしまい、 それは仕上げる技術者の腕前にも拠るのでしょうが、クオリティーの均一化としてもホーニングマシーンに軍配が上がるのです。 一緒に、働きませんか?(笑) 全ての角度でチェック。 クルクル回していい気持ち。 高速道路でカッ飛んでる時に、ここが回転する様を想像できればアナタもプロ級です(笑) しかーーし!! ぶっちゃけ、社外品の新品が売ってるんですよ。 リトルウイングではポン付けしませんが、クリアランス的にも大丈夫なレベル。 きっとそれは、オーバーホールを繰り返し、もうレースを入れ替えないと使用出来なくなった純正ロッドを蘇らせるよりも安く売っております。 どっちを選ぶかは、あなた次第です。っつーことで・・・ リトルウイング印のポリッシュ・コンロッド。 バリ取り程度ですが、強度アップやフリクションロスの低減に一役買っております。 XAやら品番の文字まで消えないようサイドを磨くだけで、ささやかな効果アリと信じましょう(笑) これは通常Noriがサービスで(勝手に)やっておりますが、 どこぞで開けられて、「オウ、シャイニング!」とか言ってもらえると幸せです。 こんなに愛情込めて再生されたエンジンを載せて、アナタを乗せるオートバイは走り続けるのです。 延滞ギリギリのエロDVDを返すため、フルスロットルで。
by lwe31x
| 2014-11-20 22:55
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