初心に返ってタペットスクリーンの清掃、行くぞォー! そもそも、タペットスクリーンってのは・・・? 1953年モデル辺りから、プッシュロッドとロッカーアームのクリアランスを油圧で自動調整するシステムが登場。 これはオートバイじゃなかなかに高級なシステムでありまして。 しかしその油圧システムにゴミが詰まると機能しなくなるってワケで、要はオイルフィルターのことであります。 それが入ってるのがココ。 これはEvoも同じですので。 こういう工具で開けて下せえ。 これはV-twinなんかで売ってます。 しかしそのままでは浅いので、フライスで加工して掛かり易くしてあります。 どーしても緩まない場合はショックドライバー等を使うのであります。 プロはサクッと緩めたいところ。 ハイ、開きました。 これはオイル交換と同時に行うのがベター。 それと、ここにはハイプレッシャーなオイルが来るので、もしもナメたりすればオイル噴出します。 自信無い方はLWEまで。 中にはこんなのが入ってますです。 ちなみに。 オイルプレッシャーゲージをここに付けてらっしゃる方も、たまにはスクリーンの清掃をしましょう。 詰まるとカチカチとタペット音が出る原因になります。 ハイ、スクリーンは中まで清掃し、乾燥させてから戻しましょうね。 中にゴミが溜まってます。 そして、クランクケースの中もパーツクリーナーで吹く! これ、安いの使うと水が出ましてあんまり気持ち良くないです。 揮発したときに水分が出づらいタイプのものを使いましょう。 ホラ。 なんか細かいゴミが出て来ました。 最後に圧搾空気で吹きまして、パーツクリーナーを飛ばします。 これで音が消えない場合は、 ①そもそもタペット調整は出来ているのか。 ②油圧ユニットの不良、またはリフターのベアリング損傷。 ③ロッカーアームブッシュのクリアランス過多。 ④コーンモーターの場合、ピニオンギヤのサイズが合わないことで音が出ることも。 ⑤パン以前はアイドラーギヤのスラスト、ブッシュクリアランスにて音が出たり。 ⑥ピニオンレースの鋳込みが動いちゃってる最悪の場合もタペット音に似たのが出ます。 とまぁ、ざっと書いただけでもたくさん・・ 一概にタペット調整だけとは言えない点に注目です。 さて、ブッコ抜けの修理も完了。 更に強化されてなんかカッコイイです(笑) 突き抜けたパンカバーも溶接修理。 これはステンレスなんですが、溶接しづらいのであります・・・ パンヘッド・・・ 好きだけど厄介です(笑)
by lwe31x
| 2014-06-04 23:30
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