シャベル乾式クラッチの中に、なんか臭いオイルが入るとお悩みの少年少女よ。 そりゃあアレだ、なんだっけ、ミッションオイルだ。多分。 Noriさんマメ知識として、ミッションオイルには硫黄の成分が入っている事が多い。なんで?? ギアオイルは一般的には鉱物油が基油に用いられることが多いが、近年では化学合成油(Synthetic oil)が基油に用いられたギアオイルが登場している。 高い接触面圧がかかる歯車の表面を潤滑するためには、このような条件下でも油膜が切れにくくする作用(極圧性)を持つ添加剤の配合が望まれた。 この添加剤は極圧添加剤(Extreme pressure additive)と呼ばれ、硫黄化合物を主成分とする場合もあることから、しばしば硫黄特有の臭いを持つ。 ミッションオイルが何かクサイのはコレによるもの。 温泉に行きたいです。 っちゅうワケで、こちらのクラッチハブ・ロックナットにはオイルシールが入っているのであって、昔は例の如く「フェルト」だ。 何でもフェルトとかコルクとかで止めようと頑張ったみたいですが、最近は良いガスケットやシールがたくさん出てます。 貪欲なNoriはコレを2連で仕様。 「1つじゃ足りない」という気持ちが、功を奏する事もあるのだ。 LWE仕様のクラッチハブ・ロックナットなら、ミッションオイルがクラッチに到達することを防いでくれる。 これで少しは掃除するまでの期間が延びるってコトです。 キホン、横でダクダクとエンジンオイルが垂れ流されてるクローズド・プライマリーは、エンジンオイルも混入しちゃうっていう悲しい事実を受け入れて下さい・・・。 「オレッ、オープン・プライマリーなのにどっからコレッ、オイルでクラッチドロドロなんスけど激おこぷんぷん丸」という方は是非。 ここの真ん中、知らない人も居るみたいですが、ミッションのメインシャフトです。 真ん中のシャフト(プッシュロッド)の反対側が、みんな気にするスローアウト・ベアリング。 メインシャフトとプッシュロッドの隙間を通って、ミッションオイルはクラッチシェルの中へと到達する。 プッシュロッドやスローアウト・ベアリングを潤滑するために必要なので、この場所でミッションオイルを堰き止めなければならないのである。 このシャフト(プッシュロッド)をスローアウト・ベアリングを介して押し、プレッシャー・プレートのスプリングを縮める事によりクラッチはバラけて、動力が切れる。 シャフト(プッシュロッド)が常にプレッシャー・プレートのアジャスト・スクリューに接触しているという事は、つまり常にスローアウト・ベアリングに負荷が掛かっている状態であり、ぶっ飛んでも仕方ない過酷な状況。 クラッチ・レバーに適度な遊びが必要なのは、そーゆーことです。 こういう事書くと、「そーいうのいいから昼飯載せろよ」的な感想を頂くんですが、たまにはいいじゃないスか(笑) 今日は天気がいいので、お外でブレーキのメンテナンス。 ケーブル交換は楽しいなぁ。 あれっ、汗で、前が見えな・・・・・ はっ、花子ォォォォ!!!! 牛の花子のブレーキケーブルがスタックして、まさに牛歩な状態になってしまいました。 原因を探るべくホイール外しましたが、カム回りは異常なし。 むう。なんでこんなにケーブルが引っかかるんだ・・・錆び?何? これじゃ中華弁当を買いに行けないじゃないか。 これはもうケーブルぶっこ抜いてみるしか無いッスね。
by lwe31x
| 2013-08-17 21:04
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