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Clutch.

いつもご覧頂きありがとうございます。

今日はボスの次女ちゃん1歳の誕生日ということでブログはお休みしようかと思ったんですが、

そーいうワケにもいかないので書くことにします。

Happy Birthday !

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正直もうクラッチとか飽き飽きでしょう?

でも強行します(笑)

プライマリーカバーを外すときは、オイルが年寄りの残尿の如く出ますので。

バット置いとくとGoodです。

※必ずバッテリーのマイナスを外してから作業しましょう。
不意にスターターが回り、指とか挟んで取れちゃう事があります。






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スクリューには長さの違うものもありますので、

このようなモノを自作しますと、相当アホなNORIでも間違えません。

絵心のある方は、リアルなカバーの絵を描いて頂いても可。





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チェーンは「少し緩いかな?」くらいで正解。

キツいくらいなら少し緩いほうが各部ダメージを与えません。

片伸びしていると、場所によってテンションが違うので、

クランキングさせてチェックし、必ず「キツい場所で合わせる」事。

緩い場所で合わせると、元々キツかったところではキッツキツのパンパンですよ。





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コレを失くすと大変なので気をつけて!

失くすと、人生に於いてのいろんなモノまで失くしかねません。

ドカンと飛び出すスターターギヤ及び、せり出そうとするシャフトを受け止めるヒトです。





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真ん中のを緩めます。

グーーッと力をかけず、しっかり支えてガッとインパクト重視で。






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マイナス頭のアジャストスクリューは、緩める前に「軽く」締めてみましょう。

クラッチレバーがパンパンで遊びが無かったアナタは、ココが完全に閉まりきっているハズ。

適度な遊びがレバーにあったヒトは、少しだけ締まるハズ。





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ロックナットを外したら、外径のデカいワッシャーを入れて、また締めます。

デカい径のワッシャーで、スプリングがバラバラにならないように押さえるワケです。






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グイグイと締め込むと、スプリングが縮みます。




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すると、初めてココのナットが緩められるワケですね。

3っつとも外したら、プレッシャープレートが外せます。





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外した順番に置きます。

同じように入れないとアタリが変わってしまう恐れがあるからです。

外したら、パーツクリーナー等で洗浄し、乾かします。





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クラッチ板はカドをペーパーで取ってやる程度で良いでしょう。

減りの酷いものは交換です。






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こんな風にクラッチ板とスチールプレートが張り付いてしまってると、

クラッチが切れるどころの騒ぎじゃないですね。

スチールプレートの切り欠きは、幅の広いのと狭いのを交互に組みましょう。






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元通り全部組み込んだら調整です。

マニュアル上では、ここは「1インチ」となってます。25.4mm。

しかし、ハンドクラッチの場合、1インチまで締め込むと若干クラッチが重くなるので、

LWEではクラッチが滑らないギリのトコ、かつレバーの握りが柔らかい27~28mm程度にしています。

均等になるようにナットを締めて調整してください。





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アジャストスクリューは、優しく締め込み、トンとプッシュロッドに先端が当たってから90度程度戻します。

ここは数字で覚えず、クラッチレバーを握り、実際に遊びを確かめると吉です。

ここで常にアジャストスクリューが締まりきっている状態だと、スローアウトベアリングが壊れます。

調整したら、ガッとインパクト重視でロックします。

クラッチを切り、手でプレッシャープレートを回すと、切れていればスルスルと回るハズです。





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スペシャルヒント。

まっすぐ押されて、プレッシャープレートがまっすぐ出てくれば、クラッチは気持ちよく切れます。

「ナナメに出たり」「クラッチハブとシェルのベアリングにガタがあったり」「アジャストスクリューの先端がナナメに減っていたり」・・・・「プレート自体が曲がっていたり」。
「スプリングのテンションが何個かだけ明らかに違っていたり」・・・・。

原因はたくさんありますね。

仕組みをよ~く理解して、確実にメンテしましょう。

「なんだか不安」な方は、一度手順をご覧になって下さい。

電話でのお問い合わせはご容赦願います・・・。

by lwe31x | 2012-09-28 22:33 | Tech
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