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Mottainai.

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自撮り棒じゃなくて。

ヘッド固定用のジグであります。

六角形の棒の、両端がそれぞれ"B"プラグと"D"プラグに対応したサイズに加工されているものです。

これは何のために使うのかといいますと、例えばバルブの擦り合わせ。




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そのままバイスに咥えてバルブシートが水平になるように保持出来ます、と。

この状態でバルブフェイスにコンパウンドを塗布、スパンスパンと叩き付けるようにアタリを出すのです。

コンパウンドはもちろん、バルブ擦り合わせ用となっておりますモノを使うのでありますが、

荒目、細目といろいろありますです。

燃焼室の密閉性を向上させるために行うので、もちろん細目で仕上げて一丁あがり!




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ポート内に灯油を満たしまして、

密閉性をチェック致します。

別に灯油でなくとも良いのですが、

弊社の洗浄台からザブザブ出てるのは洗浄用の灯油です。




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軽く指でバルブを押さえて、

液体が漏れないようならOK。

先日のブログで書きました、シート面を計測するゲージで確認をしているものでしたら、

軽く擦り合わせるだけでピタッと漏れません。

「圧縮された混合気を逃さないようにする」という目的がバルブの役目の1つである以上、

ここはキッチリと作業したいものです。




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続いてこんなプラグホールのお話。

座面、つまりプラグをキッチリと締め込んで、

隙間が出るのか出ないのか。

これはつまり、「圧縮された混合気を逃さないようにする」という、

先ほどのバルブの役目の1つを邪魔しないようにしなきゃいけないという部分です。

ヘリサート、タイムサートなんかでプラグホールの修理をしたまんま、

特に何もして無ければ・・・・

だいたい手で立てたネジ山なんて、真っ直ぐ行ってるワケないんです。

少ォォォし斜め?ならばそれに合わせて座面を平らに。




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こんな特殊工具があるんですね・・・

ネジ山に対して垂直を出すためのカッターです。

プラグホールの周囲に、何か吹き出た跡があるヘッド、

これはもう圧縮漏れてるってワケですので、

是非ともそういう「勿体ない」を直すためにも、

リトルウイングに行って相談してみよう!

というワケで明日に続く・・・・・








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by lwe31x | 2015-04-07 23:33 | Information

Shocks.

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みんな見たくないインディアンのリヤサスペンションです(笑)

これ、「どうやってバラすんですか?」とのお問い合わせが多数ございまして、

バイク屋さんでも見なかったことにしたいくらいの煩わしさ(笑)

でもほとんどのインディアンは、ここがダメになっています。

変な挙動を示す車両は、ここも疑って然るべきです。




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ボコーンと取れました。

プーラー使ってグリグリと押し下げればいいだけの話なのですが、

構造を理解していないと脱着は難しく、

さらにカバーん中の話ですので、「見えねえよ」的な叫びが聞こえて来そうです・・・




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フンフン!!

縮めて外して元に戻して分解。

オイルなどは入っておりません。

スプリングとグリース。

ただそれだけでございます。

ですので、スプリングがバッキバキに折れている車両も多数です。

ほら、怖くなってきたでしょ?(笑)




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「リヤサスあるといいよねぇ・・・」

スーパーマンのMさんも感心することしきりです。




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で、まぁ、

固着しちゃってスプリング取れず・・・

こういう一筋縄では行かないところも、

オーバーホールを敬遠される所以でしょうか。

オーナー様はかなりブッ飛ばす方なので、

高速道路でも「ピタァァァ」と吸い付くような足回りにせねばなりません。




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外れました・・・

スプリングは折れてないっすね。

じゃあ何で変なんだろう・・・・




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左右ともに全バラにしまして、

変なスペーサー入ってるのを発見・・・

これではセット長が左右で異なり、

片方が浮いたような感じになってしまいます。

原因分かって良かったですが、何でそんな事してあるのか・・・・。

さあ、実はフロントフォークにも変な挙動を示す原因がありそうです。

続報、ご期待下さいませ。







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by lwe31x | 2015-04-05 22:35 | Information

Anniversary.

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土曜日!

午前中はお天気悪かったんですけども、

午後には意外と回復。

本日納車の1948年式Indian、CHIEFであります。

リトルウイングで納車整備を行い、めっちゃ調子イイです。




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基本、ご自宅まで伺います。

だっていきなりポンと渡されても、どうしたらいいのか分からないですもんね・・・

何をやっちゃいけないのか、どのように操作するのか、その辺を説明させて頂きますです。

広めの通りでレッツ練習!!




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まさに至れり尽くせり。

例えばヤフオクで初めてのインディアン。

陸送されて届いたけれど・・・

なにこれ。どーやるの?

これって正解?不正解?

その辺がお店で購入するのとそうでないのとの違いでもあるワケです。




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やったーー!

もう風になってください。

いつも調子良いインディアンに乗りたいなら、是非リトルウイングエンジニアリングへ。

ハーレーと共に専門店としてやらせて頂いております。

何なりとお申し付け下さいませ。

Oさん、これからもよろしくお願いします。




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そして特殊計測機器シリーズ!

まさに先日行った、3アングル1発カット君の出来栄えを試すかのようなこのゲージ。

これもパイロット立てましてセットするわけなんですが・・・

バルブシートのカット具合をチェックするゲージなんであります。




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シート面が出ているかどうか、

こんなマイクロゲージを取り付けられたらすぐに分かっちゃいます。

カットする際、押し付けるテンションや刃物の具合で、高差が出来てしまっているモノもあります。

それをチェックして完璧な当たりにするため、また、施工が確実に行っているかを確認するため、

このようなゲージが用いられるワケですね。

ヘッドワークは常にシビアです。

細かくチェックしてゆきましょう。

ではでは、明日は雨っぽいので午後からお待ちしてます~!









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by lwe31x | 2015-04-04 22:30 | Information

Cut!

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昨日の続きでありまして・・・

やっぱスターターモーターに噛んでますギヤは、スペーサー扱いでした・・・

ボルトのスレッド部分が短く、思い切り締めても締まらず・・・

こういうトコ、ちゃんと見ておかないとアブナイですからね。

ホイールベアリングやブレーキ周り等、ひと通りチェックさせて頂き、

乗り心地は回復しました。

最低でも2年に1回、車検毎には足回りのチェックをした方が良いですね。




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さて、本日は更にバルブシートカット、「1発3面カットくん」のご紹介です。

毎日のように行うバルブのシートカット、

みなさんどうされてますか??

突き出しを合わせるのにそんなに削らなきゃダメなの!?

もう手首が腱鞘炎になっちゃうよ!

今日はそんなお悩みを1発で解消致します!




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バルブフェイスというのは全体が当たるワケではなく、このナナメの部分の幅の中で当たり幅を決めます。

このような針みたいので径を測るのですが、例えばなるべく外周に近いところでセットすれば、

それはバルブ径を大きくしたのと同じ事だということ。

ということは理論上、そのバルブの性能を100%発揮するためには、

線のような細い幅で当たるのが理想となります。何回も言いますけど、径が大きくなったのと同義ですから。

しかし当たり幅は広いほど接触する表面積が増えるので、

熱を逃がす効率が上がり、少々のカーボンを噛み込んでもヘコタレない強い人になります。

なので、ちょーどええ幅を選択致します。




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そしたらばコレはバルブシートをカットするカッターです。

この角度、良く見ると3面です。

バルブフェイスとバルブシートを接触させるには、

バルブフェイスとバルブシートを同じ角度にしてやれば良いワケです。

すると、その上下に違う角度を付けてやることでフェイスとシートは接触しなくなるワケで、

真ん中のフェイスと同じ角度の部分の幅を、何ミリに設定するのかが予め決まっている刃物、という事になります。

つまりは、当たり幅を刃物を交換することによって任意に選択出来、

更に刃物の位置を調整することで、様々な径のバルブに対応出来る、と。


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あとはフライス盤にシリンダーヘッドをセットし、

パイロット(バルブシートのセンターを確実に捉えるためのガイド棒)を中心に回転させ、カットするだけです。

これの素晴らしい点は、「同じ当たり幅で」「そのまま掘り進める事でバルブの突き出しを任意に設定出来る」という点。

要は、「前後のバルブシートを簡単に同条件にすることが出来る」というワケです。

あとね、キレイ。




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こうやってカットされたバルブシートは、

スパンスパンと軽ゥ~い摺り合わせでピッタリと密着。

エンジンの調子を左右するヘッドワーク。

リトルウイングエンジニアリングでは、社長自らガイドの入れ替え、シートカット、場合によってはバルブシートの交換を行っております。

どうぞ、見学はご自由に。

お客様の笑顔がモチベーションです。







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by lwe31x | 2015-04-03 22:27 | Information

Swing!

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オッス!!

今日はこの車両!

車検&整備、足回り編であります。




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デキる男は、まずケツから。

ってな感じでジャッキアップ。

この時点ですぐにアクスルナット緩めちゃう人は焦り過ぎです。

初めて診る車両は、規定トルクでアクスルナットを締めるところからスタート。

緩い?何故?締めるとホイール回らなくなる?逆にキツイ?何故??

テキトーに騙してある車両も実際問題存在しておりますので、「最初の状態をチェック」です。

そんで、ホイールを横にゆすってみましょう。




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おお・・・

なんかスイングアームのベアリングんところ、ガクガクしてる・・・

超ガクガクしてる。




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作業の途中ですが、

なんか最近ウチの屋根裏にハクビシンが棲み着いてるようで。

爪がカツカツいってるので猫じゃないと思うのですが・・・

天井突くとダッシュで逃げます。

見たこと無い謎の生物だったらどうしよう・・・

※画像はイメージです。




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スイングアームのシャフト。

ガン緩みです。

ここはロックタブが入り、緩みを特に防止して下さい結構緩みますんで的な、

そんなハーレー社からのメッセージを無視せぬよう、たま~に確認してください。

まぁ。

こんだけ緩んでガクガクだったという事は・・・




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もちろんベアリングレースはこんな感じで使い物になりません。

ここはホイールと同じベアリング、同じシールを使っているのですが、

ネックベアリング同様、ディスタンスカラーはございません。

締めれば締めるほどキツくなる仕組みですので、結構トルク入れつつも、

スムーズに動く感じでお願いします。




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ベアリングレースの入れ替え完了!

もちろんベアリングも交換しまして、

コーナリングも安定の安心バイクとなります。

4速フレームはスイングアームのベアリング部分を放置されている車両が多いです。

グリスニップルからどんだけグリス突っ込んでも、レースに段付きなんていうのはもう論外です。

さあ、分解点検!




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さらにガクガクしているハンドルライザーを増し締めしようとライトを外してみますと・・・

う~~ん。

あれ、スターターモーターのギヤじゃね?(笑)

なにこれ。スペーサー??

見えない部分は何されてるか緊張するワケですが、

ライザーブッシュも入っておらず危険な香りです・・・

明日に続く!













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by lwe31x | 2015-04-02 22:51 | Information

Poltergeist.

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あんまり天気が良くないです。

三寒四温とはよく言ったもので、昨日の暖かさがウソのよう。

とか言いつつも、もう今日から4月です。

う~~ん・・・

早い・・



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寒い寒いとボヤいてても仕方がないので、

クランクをバラします(笑)

・・・ロックタブのスクリューが緩い。

これ走行中に外れたらと思うと背筋が凍ります。

リトルウイングエンジニアリングでは高強度耐熱のロックタイトを使用。

絶対に緩ませません。




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背筋が凍るついでに不良品シリーズ(笑)

新品でカシメが外れる。

もうちょっとしっかりカシメておくれぇ・・

走行中に加速ポンプが効かなくなると困ります。

なんか最近、社外品の質が悪いス。




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次いで、

ロッカー・エンドスクリュー。

左側、ネジ山無い。

超急いでる時に、アメリカからこんなの届いたら背筋凍ります・・・




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とか言ってたら、

カコン・・・

カコン・・・と音がする。

何!?

何の音!?




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リトルウイングエンジニアリングのボール盤は、タッピング機能付き。

下穴を開けてタップ立てるのをボール盤で行えるというスグレモノで、

ネジ山が真っ直ぐ切れるし、任意の位置から自動で逆回転してくれるので、

作業効率がめっちゃイイというワケなんですが。

これが壊れちゃって逆回転しなくなっちゃいまして。

部品交換を検討しましたところ、約7万円とかかかる、と。

え~~高くないっすか???




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数週間前に壊れたのが発覚し、

部品高いから放置してたんですが。

本日夕方、突然ボール盤が回り始めました・・・えっ、スイッチ入れっぱなしだったのかな・・・

ポルターガイスト!?

まぁ、なんか直ったからいいか(笑)

ってメカニックにあるまじき探究心の放置プレーはイケマセン。

マグネットスイッチの復旧を疑って、原因を追求したい所存であります(笑)

突然回り始めるボール盤に、一同戦慄・・・!(笑)

変な汗かきました。










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by lwe31x | 2015-04-01 22:07 | Information