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Max.

 お客様各位

12月2日(火曜)、3日(水曜)は、棚卸し業務のため休業とさせていただきます。

ガスケット1枚から数えさせて頂きます(笑)

ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願い致します。



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ピニオンレースで御座います。

なにそれ的な流れに身を任せつつ、エンジンのフライホイールを受け止める大事な部分と申し上げておくことに致します。

通常ここもオーバーサイズのベアリングで修理するのですが、これはもう大きくなり過ぎておりました。






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こういう形のものが、結構なキツさで圧入されています。

交換するには元のレースを抜いて、入れ換えればOK。

書くと簡単そうですが・・・

如何せん、このようなレースもしくはブッシュの入れ替えをどれだけスムーズに行い、

かつ円滑に動くよう削り、加工するのか。

その辺が修理屋さんの腕の見せどころ。





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腕を見せつけるには、まず道具から(笑)

あとは段取りと経験値で御座います。

ぶっちゃけコレを上手にやらないと、最悪そのクランクケースがゴミに成り果てるような事態にもなり得ます。

エンジンを回転させる上で非常に重要な部分ですので、通常は内燃機屋さんに投げるお仕事です。

リトルウイングは外注に出さずにボス自ら加工を行います。

ハイ。逆に内燃機屋さんからの外注も受けていたりします・・・。




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何度まで温めたらアルミが膨張して、キツく圧入された元のレースを抜き、新しいレースを圧入出来るのか。

新しいレースは、現在のレースよりどのくらい大きくなければならないのか。

これは経験値でしかありません。

若き日のボスは足繁く内燃機屋さんに通い、実際に目で見て試行錯誤を重ねた結果、技術を習得しております。

更にはアメリカにて本場のやり方で修理する方法を、自身がライダー兼メカニックとして参戦するヴィンテージバイクのレースにて培って参りました経緯もございます。

まぁ、全部自分でやらないと気が済まないんです、きっと・・・(笑)





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上手い事圧入できたら、ちゃんとオイルラインが通ってるかどうかもチェック。

小さな穴を合わせて圧入するのは、なんか文章では伝わりづらいんですが、

非常に細かく神経質なお仕事です。

こうやって、ずっとずっと長く乗り続けられるハーレー。

ちょっと壊れたらもう廃車な現代の乗り物が如何に勿体ないか。

考えさせられます。





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で、現代の乗り物(笑)

ハーレーに比べたらもう、すげえショートストローク。

ピストンめっちゃ軽そう・・・

効率を追い求めた結果のカタチ。

YAMAHAのV-MAX、やるじゃない的な。






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ふーん。
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by lwe31x | 2014-11-30 22:37 | Information

Shut Off Valve.

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シャットオフバルブ。

よく、「コレなんですか?」と聞かれる謎の突起。

これはガソリンコックです。

昔のやつはカッコイイですな。

回して緩めるとONです。

引っ張り上げてRESERVEです。





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で、バラすと中にこんなO-Ringが。

これのお陰で引っ張り上げた時のRESERVE状態をキープ出来るというワケ。

これがヘタってくると、スコンと落ちてしまい、RESERVEからONへと逆戻り。

本当にガソリンの量が少ない時にはガス欠起こします。

なるほど、だからNoriのPanheadには洗濯バサミが付いてるのか・・・

いや、直しなさいよ(笑)

洗濯バサミが飛んでしまい、シャットオフバルブを引っ張りながら走った事が何度もあります(笑)

あまりにもスコンスコンなんで、振動でだんだん締まってくるんですよ。

南半球だと緩む方向に回るんでしょうか?(笑)




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そんで漏れやすいシャットオフバルブ下部のフィッティング。

ここは銅もしくは真鍮のワッシャー(ガスケット)でサンドイッチされてます。

漏れる場合は交換したいのですが、ただ新品に換えるだけではダメな時が多いのです。

まず、オイルストーン等で面をしっかり出しましょう。






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ガストーチなんかで炙って赤くなるまで。

溶けないように注意(笑)

そんで冷やすと柔らかくなるので、シール性が増します。

これは銅のヘッドガスケットにも言える事で、焼きなましを行わないと、せっかくのガスケットが性能を100%発揮できなくなるのです。





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あとはプレスで押して押して・・・・!

キックアームのガタガタは直りますよ~。

純正アーム、さすが硬い・・・






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そんでこっちはブリーザーバルブギヤの収まるホールを真っ直ぐ掘るための冶具。

ここは傷つきやすいので、穴を拡大してオーバーサイズ入れられるように部品が出てます。

専用リーマーもあります。

0.030インチ大きく。

このくらい拡大すれば殆どの傷は消えますです。





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便利なものがいっぱいありますなぁ・・・

ここに傷が付くとどうなるか。

クランクケース内の圧を管理している部分ですので、エンジンの呼吸が乱れます(笑)

ケース内の負圧を利用してロッカーのオイルを回収している都合、ここに傷が付き圧が抜けてしまうとオイル下がりを起こしたりする原因にも。

要はマフラーから白い煙を吹く原因になるわけです。

例えバルブ周りが全く問題無くても。

怖っ。




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夕暮れ時、突然のK田さん来襲。


修行するぞ修行するぞ修行するぞ!


日曜晴れそうで良かったです。

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by lwe31x | 2014-11-29 22:36 | Information

Boat Tail Festival.

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すごい、5倍以上のエネルギーゲインがある!

というわけで、連邦の白いボートテールです。

もうこれ今日はなんか自分でも意味が分からない感じに・・・(笑)








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ああっ!俺をレッカーで運んだ!

という事で黒いボートテール、S様、本日無事に入庫しました。




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リトルウイング、ボートテール祭りが開催されようとしていますが、

さて、今日は意外と気に入っているプライヤーシリーズ。

これはなんだ!

アレか!肉を柔らかくする・・・






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正解はコレです。

昔のホースクランプ、スプリングみたいになっててカッコイイですね。

これを広げるためのプライヤーでした。

普通のプライヤーで広げようとすると、パチーンとなって上手い事いかないのです。





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ほう・・・。

まぁ、無くても何ら問題ない工具っちゃあそれまでですが(笑)

便利グッズ的なものに異様に惹かれます・・・


最近、工具買ってないなぁ。

何か買いたくて仕方なくなる病気です。




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で、あんドーナツが大好き。

いただきます!

ありがとうございます!





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袋から覗くのは、クロワッサンたい焼き。

ありがとうございます。

美味しゅうございます。





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真鶴のノリさんからは、お菓子と一緒に、

「昼飯足りなそうだったから・・」

ということで追加食品(笑)

ごちそうさまでした!





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本日は差し入れたくさんで、若干胃が重いです(笑)


で。

インスタはじめてます。

こちらはボスが作業風景や昔の写真なんかをアップしております。





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こっちでは動画もたくさんあります。

リニューアルしたホームページからも閲覧出来ますし、

http://instagram.com/littlewingengineering

↑こっからも見れます。

どうぞよろしくお願いします。




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シャットオフバルブも修理完了!

今年もあと少し。

ラストスパート行きまーす!

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by lwe31x | 2014-11-28 23:03 | Information

Bush Brothers Vol.2

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Macの3つ爪のプーラー、カワイイけど使えるヤツです。





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キャップボルト突っ込んで、引っ掛けますです。




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テーパーで食ってるので、思い切り締め込んで行くとパーーンと外れます。

風船に空気を入れ続けて破裂させるような、ちょっと怖い感覚(笑)





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メインシャフトを押したり引いたりチカラいっぱい。

動いたらダメです。

シャフトの減りもチェック。





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ベアリングレースが圧入されています。

それを押さえるプレートは、一応増し締めしておきましょう。

ちなみに、コレ向きがトンチンカンな感じでしたので、正しく付け直します。

最近言わないッスよね。トンチンカン(笑)





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さて、キックスターターギヤのブッシュがガバガバですので交換してゆきます。

もちろん、そのままでは入りません。




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このブッシュ、キックスターターギヤに圧入されていて、エンジンが掛かっている限り、常に回転にさらされている過酷な状況下にあります。

ミッションオイルを保持するための溝は必須です。





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ここは小さめのハンドプレスでも抜けるはず。

ミッションの修理はプレスがないと不可能です・・・




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新品の挿入完了!





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みんな大好きアジャスタブル・リーマー。

真っ直ぐに径を拡大してゆきます。

メインシャフトが段付きになっていると、先っぽ太くて中細い状況になっているので、削り過ぎに注意。

あまりにも酷い場合はミッション降ろしてメインシャフトを交換です。





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スルスルと通るようになったらホーンで仕上げ。

ここをタイトにし過ぎると、せり出せずに焼き付きます。

ユルユルだと、斜めに出たりしてクランクギヤを粉砕します。





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新品のブッシュが入るまで削ると、たいがいオイルを保持するための溝が消えそうになります。

メインシャフトの径は決まってるんだから、もっと深く彫っとけよ的な(笑)

リューターなんかで深くしてやると良いですね。




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クランクギヤに飛び込みやすいように、カドを丸めます。

これをやればスムーズな噛み込み。

長持ちしますよ~。





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ハイ完成。



このギヤがダメになると、キックオンリーの車両は押し掛けすることになりますので・・・

なんか踏み心地が変な感じーという方はお早めに。

プーラーとボール盤とアジャスタブル・リーマーと・・・

あとはリューターとプレスがあれば自分で出来そうですが・・・

一生のうちに何度も換えない部品なのでお任せください(笑)

自分でやってみたい方は、リトルウイングに就職するという手段があります(笑)

従業員募集中~!


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by lwe31x | 2014-11-27 22:58

I Don't Like It.

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正解は!

ロワカラーが未加工!

え?なんの話かって?

出したじゃーん。昨日クイズ出したじゃーん。


ハイ、というわけで、バルブ周りバラしたらシールがぶっ飛んでたシャベルヘッド。

原因はバルブスプリングのロワカラーを加工していない事にありました。

え?シール入れたのにオイル下がり?的な事態を防ぐためにも、この辺しっかり見て行きましょう。




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旋盤で加工。

旋盤無いとエンジン触れない気がするほど、

ここでこれを加工すれば組めるのに!っていうシチュエーションに遭遇します。

すげえなぁ旋盤。






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っていうことで、コレ。

このままシールを叩き込むと、ホラ。

ロワカラーに当たって止まります。

ちなみにLowerのカラーです。

上はUpperのカラー。





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左が加工済み。

このくらい深く掘り込んでシールを入れないと浅い。

浅いだけならまだしも、タッパが高いという事はスプリングが縮んだ時にアッパーカラー及びコッターがシールを潰します。

数値はこっそり聞いて下さい(笑)





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スポッと入って安心。




まぁ。

売ってるんですけどね。ぶっちゃけ(笑)

加工済みのが。

でもなんか、自分のやつを加工して使いたいじゃないんじゃないの~?

そういう事だろう!?





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という流れで敢えて言わせて頂きたいんですが、

本当はステムシールなんか要らないです。

キチッとしてやれば、シールがない事でオイル下がりを起こすことはありません。

ガイドとバルブステムのクリアランスは適正?

オイルポンプのリターンは正常?

そもそもロッカーにオイルが溜まり過ぎてるんじゃないの?

ブリーザーは大丈夫?

ちょこっと挙げるだけでこんなにも原因は存在してまして・・・。

さあ、勇気を出して!

シールなんか要らないぜ!

って、「僕は入れてます」とか言ったら怒られるので(笑)

Noriのパンにもステムシールは入っておりません。

ではではまた・・・。

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by lwe31x | 2014-11-26 22:18 | Information

Shovel Head.

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なんだよもうなんで潰れてんの?

と気になって仕方なく。

アメリカから持ってきてエンジン開けてない車両でしたので・・・





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いろいろチェックしたく、ヘッド降ろさせて頂きました。

シャベルのヘッドをサクサクとバラしてる時、結構好きです(笑)

ヘッドボルトの締まり具合や、ガスケットの状態、

ロッカーボックスの面やらロッカーアームのスラスト、ブッシュ、

どんな人がどんな感じで組んだのかがバレてしまう瞬間です。

真実はいつもひとつ!

カラダはおじさん、中身は子ども。名探偵逆コナンです。




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最近ボスが新調していたステムシールのプーラーを、こっそり使ってみる。

なんだこれは!

すげえ使いやすいじゃないか・・・

しかし、ここに隠された重大なヒントを見過ごしてはいけない。

このままではオイル下がりで白煙モクモクも時間の問題だったようです。

答えは画像にバッチリ写ってるのですが・・・

詳細は後ほど。





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そんなにカーボンも堆積してなかったので、

軽くキレイにして各部をチェック。

組まれてからそんなに時間は経っていない模様。

どのくらいの走行を重ねたのか、なんとなく分かります。

故に、やるべきところも見えてきます。

ご自分でバラされる方は、バラす時こそ重要と心に留めてください。




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シートの当たりを見つつ、シートカットが必要なのか、バルブガイドは入れ換える必要があるのか、

その辺を判断します。

そりゃあ全部新品にするのも手ですが、何と言っても大事なのはバランス。

一箇所だけキチッとしても、調子が良くなるとは限らないのが怖いところ。

古さゆえに個性みたいなモノが出ているのも事実。

機械を擬人化したくは無いのですが、そのエンジンに合った修理とメンテナンスが必要な事もあります。

なんでもかんでも新品にすれば良いってもんじゃないのも、また楽しい作業であり毎日が勉強です。





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で、エンジンと関係無いんですが・・・

スタックしがちなキックギヤ、バラしてみたら粉砕してました・・・

これじゃあ戻らなくなるよね・・・

これも製品の不良なんでしょうか?

相方のギヤのカドを丸める等して、出来る限り引っ掛かりや無理なチカラが掛かるのを抑えたいものなんですが。

どうも最近。

部品の精度や強度が落ちてる気がしてなりません。

若干お値段が張っても、重要な部品にはこだわりたいものです。

明日は細かい部分を。

ご自分でレストアされている方にも、目から鱗なブログになるよう頑張ります~













もろもろのイベントが終わり家路に着く。

最近イベント続きでお店を閉めることもあり、正直スケジュール通りに行かないストレスみたいなものがあったと思う。

普段はあまりテレビを観る方では無いのだが、なんとなく、その日はテレビの電源を入れた。

すぐに見たことある顔が映し出され、僕は、

「川上くんじゃん」と声に出してしまった。

中学の同級生、川上のトシくんが、ユニクロのCMに出ている。

25年近く会っていない彼は、しかし25年前と同じ髪型で、ちょっと強引に言えば同じ顔で、

同じようにどこか遠くを見つめてコメントしている。

僕らの中学には「応援団」なる、部活動ではないがしかし部活動を応援するための団体が設立されており、

代々強面の先輩たちが力強く声を上げ、大切な大会を控えた部活動を激励した。

さっきまで小学生だった僕らには、まるで大人のような先輩たちが眩しく映り、憧れたものだった。

更に、毎年行われる体育祭と文化祭が「応援団」の見せ場であったのだが、文化祭ではいつもと違った一面を見せる。

普段は硬派な先輩が、文化祭のみ、コント的な出し物を行うのだ。

そのギャップに全校生徒は腹を抱えて笑い、校長の頭髪についてをネタにしたコントでは、先生方が苦笑する。

そんな先輩に憧れ、僕もトシくんも、応援団に入った。

夢は長距離トラックの運チャンだと語った、当時からパンチパーマっぽかったヤッくん、16の時に死んじゃったアイちゃん。

なんかキャラの濃いミヤコシとか、大学入ってなんかチャラくなっちゃったジュンも、なんかガリガリだったアサミッチャンも、応援団だった。

3年になり、あの時憧れた先輩には遠く及びもしないが、しかし憧れのステージで、僕らはバカになった。

ネタは、ほとんど僕とトシくんが作った。

生徒会長のワタナベくんにネタ見せをしてはボツを食らい、毎晩深夜まで頑張ったものだ。


人前に出てライトを浴びる気持ち良さ、大声をあげて、こっちを向かせる快感に、多分僕らはその辺から目覚めたんだと思う。


ハタチを過ぎた頃、落語家になるために頑張っているらしいという、風の噂を聞いた。

いろんな夢を追っかけては諦め、今は工具を握り違う夢を見る僕が見たのは、25年前と同じ髪型で、ちょっと強引に言えば同じ顔で、同じようにどこか遠くを見つめてコメントしているトシくんだった。

春風亭一之輔という名で、なんだか貫禄がある。

そこへ至るまでの苦労がどうとか、きっと男はそんなもん気にしないんだ。

今の顔が、全てを物語ってる気がした。

要は、勇気づけられて、励まされた。勝手に。

「ちょっと待ってぇ~」と、遅れてズボンを上げつつトイレから登場したトシくんが、一体どんな噺をするのか、とても気になった。
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by lwe31x | 2014-11-25 23:36 | Information

1st Year Memorial. Yellow Eagle Forever.

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キック1発でエンジン掛からないと怒られてさ。

帰りしな、ギャラリーがいっぱいいるもんだから。

常に整備しとくのが俺の役目だったんだよ。



昔話をするボスは、なんだかいつもより寂しそうでした。



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車検も切らさず、

いつも良い状態にする。

キックを踏んだら、いつでも走り出せるように。




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80キュービック(1340cc)に排気量が上げられ、

力強くアイドリングするインディアン。

LAからニューヨークまで走り抜いたこともある1948年式のチーフ。

これに乗って、リトルウイングのツーリングにも参加してくれた。


1年って本当に早いなぁ、と。

言葉には出さないけど、ボスの背中はなんだか寂しそうでした。







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by lwe31x | 2014-11-23 21:17 | Information

Boat Tail.

 お客様各位

 誠に勝手ながら、明日11月23日(日曜)はイベントのため

13時をもちまして閉店とさせて頂きます。

ご迷惑をお掛けしますが、ご了承のほどよろしくお願いします。





そして、長野近辺にお住まいの方、大丈夫でしょうか?

比較的大きく揺れたとのことで、心配しております。






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とかいう緊急時にNoriブログとか読んでる場合じゃないですね・・・

しかし、書かねばならぬのです。

僕の大好きなパイプカッターのことを。

・・・。

まぁ、パイプがキレイに切れるわけです。

ハンドル詰めたい方は是非。

気持ち良すぎます。




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穴開けて、タップ立てて・・・

配線を中に通してスイッチ取り付けて・・・

昔のバイクって、手が込んでますよね。

これ新車組むのとか大変だったんだろうなぁ。





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つってたら凄いの発見!

発見って嬉しくない発見なんですけども。

すごい音がすると思ったら、プッシュロッドが潰れてます・・・





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何だろなぁ・・

なんで潰れてんだろうか・・・

これもう材料的にダメなんではないかという結論に。

メーカーによっては焼きが甘いのとかあるようで、出来ればしっかりとしたお値段の、

信頼の出来る品を選びたいものです。

最初からこんなん入ってる場合もありますので、チェックしたい箇所です。






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で、これなーんだ。

ちがうちがう、便器じゃないですよ。




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ちがうちがう、便器じゃないですよ。

この穴からオイルフィルターを交換するんですね。

1971FX、ボートテールのフェンダーでした。




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後ろを引っ掛けて、前はバチンと留めるだけ。

知らないとシートの外し方が分からず、

バイクの周りをグルグル回るハメに。

グルグル回った結果、Noriは無事に外すことができましたとさ。

では、また明日!

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by lwe31x | 2014-11-22 23:30 | Information

Bush Brothers.

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某所の担々麺だああ!!

激辛っつったのに、なんか鼻水出るくらいの感じでもう。

もうちょっと刺激のあるヤツでお願いします(笑)




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いろんなドリルがありまして。

ブッシュ製作のお話でもしましょうかと・・・





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カムのブッシュ。

ブッシュというのはベアリングみたいなものだと思って下さい。

玉ころやローラーではなく、柔らかい金属で支持することで、回転するシャフトの軸の摩擦を軽減するのです。

そこにはオイルが入るので、その分のクリアランスが必要です。

使ってれば減るので、減ったら交換ナリ。





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本来、ブッシュは出来合いのが売ってます。

しかしこちらの車両は年式違いのブッシュを使用するためにカバー側が加工されており、

売ってるヤツが入りません・・・

ならばブッシュ作るか、新しいカムカバー買うか・・・(笑)

最終的な内径を、専用サイズのリーマーを使って仕上げます。




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またこのリーマーが曲者で・・・

何度も何度も使ったリーマーは、刃物ですので当然切れなくなります。

家の包丁やドリルなら研げるのですが、これは微妙にサイズが変わってしまうので、基本研げません。

これも売ってる物なんですが、最近バックオーダーで購入出来ないという事態が・・・。

仕方ないので汎用の同サイズを加工して、カムブッシュの切削用にカスタム。

クランクケースにカムカバーを取り付け、ラインを出した状態で最終的な内径の切削をしないといけないので、「真っ直ぐ」を保持する部品等を製作しないとダメなんです。





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やっとこさ出来上がったカムブッシュ。

左が製作したものです。

外径が全然違う・・・(笑)

自分の文章力の無さで、非常に何のことやら分かりづらい感じになっちゃいましたが、

何でも売ってるハーレー業界、しかし時には修理する部品を作るための道具から製作しなくてはいけないという背景をご理解頂きたかった次第です。

それすら外注に投げずに自社で行う心意気(笑)

共に働きたいそこの君!

まずはお電話下さい(笑)

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by lwe31x | 2014-11-21 23:03 | Information

We've Repaired Many A Rods Every Day.

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クランク、ビッグエンドのベアリングはこんなん入ってます。

こちら、1941年から1972年までのもの。

1973年からコンロッドの長さが変わり、1340ccプロジェクトへ向けて細かな変更がございますのですよ。

ベアリングと言われたらボールを連想するのは現代っ子の脳なワケで、

旧車脳はこちらのニードルローラーとケージを連想するのであります(笑)




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走行を重ね、擦り減り、クリアランスが大きくなったモノは、このようなオーバーサイズのベアリングを入れてオーバーホールするのですが・・・

1万分の1インチ刻みでオーバーサイズが販売されてます。

オウ!メイドインジャパンですねー!

ジャパニーズがアメリカンからジャパンメイドのベアリングを輸入!?

逆輸入か!

ちなみにこちらは、8/10000インチほど、スタンダードよりも大きな径です。

しかし鵜呑みにせずに、使用するベアリングは全てマイクロゲージで計測し直す事。

そんでやっぱり、そのままポポーンと交換出来るほど世の中は甘くないのでした・・・。




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最近ウワサになってるっぽいですが、ホーニングマシーンです。

ビッグエンド用のマンドレルを装着し、ホーンしてゆきます。

弊社社長自らドロドロになりつつホーニング。

こんなコアな作業も自社で行うリトルウイングで、一緒に働いてみませんか!?(笑)

これで径を拡大して、オーバーサイズのベアリングに合わせます。





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計って削って~~

その昔は、旋盤に取り付けたラッピング・アーバーというモノで、ラッピング用のコンパウンドを使って削っておりました。

しかしこれは気の遠くなるような時間が掛かる上に、一度コンパウンドをキレイに洗い流してからでないとフィッティングが出来ません。

超、超、めんどくさいんです(笑)

あと仕上がりも違います。

あと、ですね、社外のケージはオーバーサイズのベアリング入れるとキツくて動かなくなるモノもあるので注意です。

怖いっすね・・・





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ハッチが見えますでしょうか?

これによりオイルを保持し、ド真っ直ぐにホーニングされたビッグエンドのレースの中では、

クルクルとニードルローラーベアリングが回転します。もちろん、ガタ無し。気持ち悪いくらいスムーズ。

ラッピング・アーバーでは、仕上げによってはベアリングを引きずるような回り方をしてしまい、

それは仕上げる技術者の腕前にも拠るのでしょうが、クオリティーの均一化としてもホーニングマシーンに軍配が上がるのです。

一緒に、働きませんか?(笑)





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全ての角度でチェック。

クルクル回していい気持ち。

高速道路でカッ飛んでる時に、ここが回転する様を想像できればアナタもプロ級です(笑)

しかーーし!!

ぶっちゃけ、社外品の新品が売ってるんですよ。

リトルウイングではポン付けしませんが、クリアランス的にも大丈夫なレベル。

きっとそれは、オーバーホールを繰り返し、もうレースを入れ替えないと使用出来なくなった純正ロッドを蘇らせるよりも安く売っております。

どっちを選ぶかは、あなた次第です。っつーことで・・・




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リトルウイング印のポリッシュ・コンロッド。

バリ取り程度ですが、強度アップやフリクションロスの低減に一役買っております。

XAやら品番の文字まで消えないようサイドを磨くだけで、ささやかな効果アリと信じましょう(笑)

これは通常Noriがサービスで(勝手に)やっておりますが、

どこぞで開けられて、「オウ、シャイニング!」とか言ってもらえると幸せです。

こんなに愛情込めて再生されたエンジンを載せて、アナタを乗せるオートバイは走り続けるのです。

延滞ギリギリのエロDVDを返すため、フルスロットルで。


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by lwe31x | 2014-11-20 22:55 | Information