2015年 08月 25日 ( 1 )

Could You Heat It Up Please?

c0210640_23141323.jpg

サイドバルブは温めない。

材料的に温めても膨張する方向に無いので、バルブガイドは抜けやすくなりません。

鋳鉄製のヘッドゆえに、ということなので、

もちろんナックルも温めません。

どーするかというと、そのまま抜きジグ突っ込んでブッ叩きます。

・・・・。

すんなり行けばいいんですけどね・・・。

c0210640_23141304.jpg

サイドバルブは温めない。

温めない・・・

抜けて来ません・・・

いろんな要因があるのですが、食っちゃって抜けない奴もそりゃ居ます。

更には割れちゃってるガイドもありまして、抜けて来ないのは日常茶飯事。

とにかく、無理矢理やっちゃうとヘッド側を引っ張っちゃいまして、縦に傷が入ると最悪です。

特にアルミのヘッドは柔らかく、OHVはオイルが下がる構造なので、超気を使います。

サイドバルブはオイル下がらない構造なので、その辺は安心なんですが・・・

でも壊しちゃうので慎重に。






c0210640_23141430.jpg

じゃあ温める(笑)

ヘッドごと温めてもダメなので、ガイドだけ温められる特殊なヒーターを使用。

ものの数秒で鉄が真っ赤になる様は圧巻です。

サビやらカーボンやら、そんな感じで固着してる部分を焼いてやれば、ちょこっと抜けやすくなるでしょう。

抜けたらキレイキレイにして、新しいガイドを突っ込んで、バルブが入るようにリーマー通すかホーニングで追っかけます。

あんまりバルブステムとのクリアランスをビッシリしてしまうと焼き付くので注意です。










c0210640_23141400.jpg

さて、新兵器をちょこっと紹介です。

今までもフライス盤を使い、特殊な刃でバルブシートを1発3面カットにて仕上げて来たのですが・・・

コイツはクランプしたヘッドの、バルブガイドの芯をオートでウイーンウイーンと捉え、

サクサクとカットしてくれる強い味方です。

更にクルッと回して突き出しもチェック出来る・・・

うん。専門的過ぎて・・・(笑)

ボクの興奮を何とか伝えたいのですが、そもそもバルブとシートの関係について学ばねばなりませんので、

今度はちょっとその辺詳しくやりたいと思います。







c0210640_23141423.jpg

シートカットするために生まれた機械ってやつです。

この機械でEvoもナックルもインディアンも。

内緒ですがトラもBSAもシボレーもBMWも・・・

とにかく速い。正確。

内燃機屋さんに外注頼むと、

要はこんな機械で加工してくれるんですね。


「全部自分トコでやる!」がモットーのリトルウイングエンジニアリング。

ハーレー屋さんからのお仕事のご依頼もお待ちしてます!!

自分でバラして組んでみたい方も、トルクレンチ用意してお待ち頂ければ、シリンダーのホーニング、バルブガイドの入れ替え、バルブシートカット、ラッピング等を済ませて発送させて頂きますので、あとは組むだけ!

自分で組んだエンジンで走り回るのは、快感のヒトコトです。






[PR]
by lwe31x | 2015-08-25 23:12 | Information