2014年 10月 26日 ( 1 )

Valve Guide.

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バルブガイド編!

ヘッドを温めて膨張させたら、バルブガイドを抜いて行きます。

抜けたらこの、「ガイド穴お掃除くん」を使って、穴を掃除。

例によって正式名称ではないので、そこんとこよろしくお願いします(笑)

ポート内のカーボンをブラストするなどして完全に除去しなければ、ゴミ引きずってヘッドそのものを傷める結果に。

慎重に行います。





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抜いたガイドは計測して、今まで入っていたバルブガイドの大きさを知ります。

そこからどれくらいのオーバーサイズで行けば良いのかを判断します。実際の計測、抜いた時の感触を元に、ヘッド側の穴が楕円になっていないか等もチェックするのです。

便利なもので、「0.001インチ径が大きなインテークバルブガイド」みたいなのが普通に売っております。

各種ラインナップされたオーバーサイズを駆使して入れ換えることになるのですが、中途半端に穴が拡大してしまっているものは、そこから更に研磨してサイズを合わせなければなりません。

キツくてもユルくてもダメ。

多くのバイク屋さんがこれを外注に投げるのは、ぶっちゃけこんなとこまで自分でやることのリスクや、多大なる経験値を要する職人のワザを習得するに至らないからであると思われます。

弊社がこれを自社で行うのは、「こだわり」と、「満足の行く仕上がり」、「耐久性」と「パフォーマンス」を欲するがゆえです。

時間掛かっちゃってゴメンナサイ。







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バルブガイド、売るほど在庫してます(笑)

国内の内燃機業者に外注すると、何も言わなければまずリン青銅などの金色したガイドをぶっ込まれて来ます。

そこに強力なステムシールをバチーンと被せて終了。

しかし、弊社が使用するガイド材と比べると・・・

抱き付きの危険性は低減するのでしょうが・・・

長い目で見れば、耐久性に差が出ます。





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っちゅうワケで加工。

シールを入れない場合、テーパーに削ってオイルを流し、オイル下がりを防ぎます。






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気合で秘孔の効果をも封じるラオウに対し、全ての攻撃を受け流す、いわばトキの拳です。

いきなり北斗の拳で例えましたが、これ以上にしっくり来る例えが見つかりません。





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最終的にはペーパー使って手で仕上げます。

しかし旋盤に咥えた材料に触れるのは非常に危険です。

良い子は真似しちゃダメ!


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かと言って触れているボスが悪い子なのかというと、そーいう事ではございません。





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これで安心です。

ちなみにこちらはエキゾースト側。

インテーク側はもう少しテーパーをキツくしますが、パンヘッドなんかの純正は、インテーク側のみテーパー加工にて、基本オイルを引っ張らないエキゾースト側に加工はされておりません。

もちろん、この時代の純正はステムシールも使っておりません。

多少の白煙を吹いたとしても、耐久性を重視してのことなのか・・・

わざわざオイルを保持するために内側にスパイラルが切ってあったり、当時はオイル下がり上等な雰囲気が伺えます。

それよりも、バルブステムの抱き付きを避けたかったのではないでしょうか。





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カーーンカーンと叩き込みます。

キツ過ぎず、ユル過ぎず。

アルミのヘッドは温めて膨張させておきます。

こうやってガイドが交換されてゆくワケですね。

あとはリーマー通してホーニングして、バルブステムとバルブガイドのクリアランスを調整します。

う~ん、職人のワザ、見たり!!

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by lwe31x | 2014-10-26 22:53 | Information