2014年 06月 26日 ( 1 )

Dig??

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今日はボーリングの話をば。

美しいフォームは高得点への近道。

彼女にイイトコ見せなきゃと、なんか硬くなっちゃってガーター連発とか、

いや、下ネタでもなければそっちのボーリングでもないと思います。






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ハイ、出来上がりがこちらになります。

掘削して行くのをボーリングと言います。

例えば883ccから1200ccへとスポーツスターをボアアップする場合。

例えば500ccから600ccへと、741Scoutをボアアップする場合。

ホーニングで追っかけるには削り代があり過ぎってコトで、ボーリング・マシーンによるボーリング作業が適切。

ちなみに741を600ccにする場合、約7mm程度シリンダー内径を広げなくてはイケマセン。

そんなのホーニングしたら腕パンパンどころの騒ぎじゃないです。

んで、この状態を使用するピストンと同径にしておき、ここからホーニング・マシーンを使いクリアランスを調整し、クロスハッチを付けるという手順です。





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真っ白に燃え尽きた感のある作業風景。

1ストローク、約5/1000インチくらい削ります。

だいたい0.1mmとちょっと。

削り代の多いものは更に大きく削る事もありますが、それでも1mmを4~5回に分けたいトコロ。

それを7mmほど削るとなると・・・

「何回やんだよ」という具合に。





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ボーリングするには、こんなんを使用しまして・・・

そもそも、シリンダーのベース面を信用して、方向的にはシリンダーの下から上に削るのが正解なんですが。

もしもベース面がナナメだったら??

もちろんナナメにボーリングされるワケであります。

芯を出して真っ直ぐ掘る事が重要視される工程で、故に1オーバー(0.010インチ・オーバーサイズのピストンを使う為の切削)ごときでボーリング・マシーンを使用していては時間も掛かるし、ナナメ・ボーリングのリスクもある、と。

ですので、ホーニングマシーンにて切削から仕上げのハッチ付けまでを行うことが多いのです。





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クルクルすると長さが変わる。

マイクロ・ゲージみたいな感じ。

これはどのくらい削るかを実際に数値で設定し、

刃の出具合を調整するためのもの。





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キメたらここに挿す!

黒ひげ飛び出したらゲーム終了。



まぁ、誰がやっても数字的にちゃんと削れるようになってる機械です。





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そしたら刃をロックすると、指定数値でドカンとボーリングできます。

シャッシャッシャッと鋳物を削るので、

周囲はこう、粉っぽい鉄分が豊富。

あんまり吸い込むと害がありそう・・・





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サイドには刃を研ぐ機構も装備。

このようにセットして研げば、誰でも同じ角度で研げるという代物。

4面に刃が展開されており、刃の状態は常に良くしておかなければなりません。

日本は「刃研ぎ」を習得するのに何年みたいな、職人の美学的な部分があり、故に職人なんだとは思うのですが・・

コレこうセットしたら誰でも同じように研げるじゃん。という機構を考え装着してある機械と言うのは、

やはりアメリカンな感じがするのです。





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ガイドに通してシャーーっと研ぎます。

4面の刃がついてるんですが、最近は2面目の刃が無い方が良く削れる、といったような、

「月刊ボーリング・マシーン」的な流行と情報が飛び交っているそう。

奥が深いですね。


今回ボーリング・マシーンの説明をさせて頂きましたが、

この機械はオートバイ屋さんが持っているモノではありません。通常。

内燃機屋がオートバイ屋に依頼を受けて作業するという図式が出来上がってるものなのですが・・・

LWEでは全ての工程を自社でやらないと気がすまないので機械を導入。

複雑な使用方法をボスがマスターし、いつでも思い立ったらボーリング出来る環境になっております。

メリットばかりでは無いのかも知れませんが、情熱とコダワリを感じて頂ければ幸いです。

では明日もよろしくお願いします。

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by lwe31x | 2014-06-26 23:58 | Information