2013年 06月 11日 ( 1 )

Special.

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ハイハーイ!

ピストントップをバフして、カーボン付きづらくしましょう。

まぁ、付くんですけどね・・・。

飛びやすいっていうか、付きづらいっていうか。

前後の重量を合わせたり、少しでも軽くしたり。

バフっていうのは強度UPにも繋がります。

クラック等は、「キッカケ」のある場所から入ります。それを消す「磨き」は効果大なのです。



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今回ストローカークランクを組み込んだので、ピストンのスカートがフライホイールやシリンダーに干渉しないかどうか念入りにチェック。

本チャンで組んじゃって、「あ、当たりますね」では情けないので・・・

キチンと数字で出す!

これは非常に重要です。

感覚っていうのは非常にアバウトなんで、数字という根拠の元にOKサインを出さねば。

何でもかんでも数字!というやり方が遠回りになる場合もありますが、まずは数字ありきという事で。




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ピストンは現在ポン付け君がカタログ落ちしてるので、手に入るモノを若干加工。

上死点でどこまで上がるのか。

通常、「通常の」セットアップでは絶対当たらないよう設計されてるワケですが、

今回のように変則的な組み合わせかつパワー出して行こう的なギリギリな感じのチョイスでは特に念入りに。

バルブを開いた状態で(ちゃんとその状態にするツールが存在します)、ピストントップに粘土を盛ってヘッドを乗せてみると、バルブがどこまでピストンに迫っているのかが分かります。

すると、つまりはリセスの形状までも変える必要性がある、とか、「本当にこれで火を入れて大丈夫なのか」がチェック出来るワケです。

フタとなる面板をヘッドにセットして、燃焼室内に液体を満たし、燃焼室容量を測り前後を揃えるってのも、レーサー的なエンジンを作る上では重要。

毎度行うスプリングセット長の調整ですが、そこで揃えても結局修理を重ねてバルブシートを削り、突き出しが多くなった状態で・・・

更にそれがバラバラであるとすると、果たして燃焼室の容量は前後同じなのでしょうか?

すると前後の圧縮比の違いがもたらす不都合とは?

何にせよ、「感覚だけじゃダメ」という事ですね。

まぁ、ハーレーはそんな状態でもとりあえず走るんですけど(笑)



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エンジンは理論に基づいて、キチンと計算された上で成り立っております。

アバウトっぽく見えるハーレーのエンジンも、こうした数字的に揃えられた状態での「カチッと感」には目を見張るモノがあります。

妄想や迷信では速くなりませんです・・・機械って正直。

ボスはこのへんチョー細かいので(笑)素晴らしいエンジンが出来上がるんですね。

通常のオーバーホールとは異なるスペシャルオーダーも受け付けております。

排気量アップから吸排気系チューン、何でもご相談下さい。


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by lwe31x | 2013-06-11 23:21 | Information