2012年 11月 08日 ( 1 )

Variable Pressure Clutch.

今日はEVO以降の方に的を絞ってのブログ。

毎日インディアンばっかりだと、スポーツスターに乗る綺麗な女性からのアクセスが減るかも知れないからです。

さて、クラッチが重いとお嘆きの淑女へ朗報。

僕達には、V.Pクラッチがあります。





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「V.Pクラッチって何!?」



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ケーブルの油切れとか、そーいうメンテナンス不良は論外でありまして、

「何故クラッチが重いのか」といえば、

こんなカタチのダイヤフラム・スプリングってのを、「テコ」の原理で縮めてるからであります。

このバネが硬いから重いんですね。

柔らかいバネに交換すればOK!!

マジ?そんだけ?

そうです。そんだけです。

今回のクランケは2005年式、スポーツスター883。






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さあ、プライマリーカバーを外しましょう(えっ?)。

うん。スポーツはね、カバー外すんだって。

ボク知らなかった・・・。

でもコレ見たら、どうやっても外からスプリング交換出来ないッスよね。

ビッグツインはダービーカバー外すだけで、そのまま取り付け可能です・・・。




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オーケー!

V.Pクラッチ取り付け完了!(笑)

ここまでは、クラッチをバラす特殊工具さえあれば、誰にでも出来ます。

そして金色のウェイトが、このクラッチのヒミツ。

柔らかいスプリングにすると、押さえるテンションも当然ながら弱くなるので・・・。

クラッチが滑ります。

それを防止するために、この重りが必要です。

ブン回ると遠心力で重りが開き、クラッチ板を押さえつけ、バネのテンションの足りない分を補います。

これはドラッグレーサーなどにも使われている技術です。




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で、だ。

このヒミツの重りがね。

当たるんだって・・・。カバーの内側、補強のリブに。

でね、削るんだって。マジか(笑)





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全ては美しい女性の左手に負担をかけない為。

ノリさんは頑張ります。

ガンガン削っぞ!削っぞ!

失敗すると取り返しがつかない系なので、

慎重に慎重に。

こういう時に限って、よくわからない営業の電話が掛かってきたりします。

別に今は電話代が安くなるとか、そういうの結構ですから。

瞬間的にアルミを削れる工具の営業でもして頂きたい。

このタイミングで掛かって来れば、多分買ってしまうでしょう。







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こうか!こうなのか!?

ハイ。こういう感じで削りますよ。

全てはヒミツの重りを避けるため。

釣りのリールには、糸が絡まないようにキャストするための遠心ブレーキってのがあるんですが、

同じ原理です。

回れば回るほどに強大になってゆく遠心力が、スプール(糸巻き)を押さえつけスムーズに糸を出します。

ちょっとハナシが横に逸れました・・。





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ホレ。避けてっぺ?

全然当たんねっぺ?

これでOKかと思いきや・・・









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クラッチケーブルを引っ掛け、テコを効かせるトリガーが、

またもやヒミツの重りに当たるのです。

ので、こんなスペーサーをスポーツ用ってことでお買い求め頂きますのよ。ウフフ。



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更に更に、ケーブルを引っ掛ける部分が当たるので、

当たらないように削ります。




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(;´Д`)ハァハァ

これでOKです。

そして外に逃げたという事は・・・



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当然、クラッチ・ランプのアジャストスクリューも長くないと取り付けられないので・・

交換しました。

こちらの部品もセットでご購入ください。

ちょっと飛び出てますね。先っちょが。

ふと思い出したんですが、高校生の頃のアダ名は、「セク原くん」でした。

そんなに卑猥な高校生だったんでしょうか。ボクは。







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先っちょが飛び出たので、

ダービーカバーもザグって加工・・・。

これは旋盤やエンドミル(平らに削れるドリルの刃)が無いとキレイに行きません。

オウチで取り付けするのはちょっと難しそうですね・・・。





以上の行程を経てプライマリーカバーを取り付け、クラッチの調整をしたらようやく完成!

脅威の軽さに、あの娘の左手も大喜びです。


ちなみに、先程のテコの部分の比を変えてクラッチを軽くする商品も出まわっておりますが・・

確かに軽くなるんですが、「軽く」に重きを置いたテコ比では、純正セッティングとは「引きしろ」が変わってきます。

同じようにレバーを握っても、ケーブルを引っ張る距離が最適でないので、

半クラが異様に長くなったり、思い切り握っても「切れ」てないのでニュートラルに入りづらかったり。

ニュートラ出ねぇ!と、更にケーブルを張って「引きしろ」を稼ごうとしますと・・

見て!こんなにパンパンだよ!と言わんばかりにレバーの遊びが無くなり、レバー遠いわ

クラッチ滑るわ、スローアウトベアリング破損したりするわの大惨事が待ち受けています。

V.Pクラッチは前述の商品に比べ高価ですが、絶対に確実。

男性からのご依頼は正直ご遠慮願いたいのですが、どうしてもという方は是非(笑)

冗談はさておき、意外と取り付けが難しくなっちゃった、

'04年以降のスポーツスターのオハナシでした。

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by lwe31x | 2012-11-08 23:24 | Tech