本日は油圧タペットの事をば。 プッシュロッドカバー外して、こんな感じのスプリングが付いたユニットを見つけたら、 あなたのハーレーは油圧タペットな感じでしょう。 それは謂わば、油圧のショックアブソーバー的な、要はハイドラじゃなくてデュオグライド的な、そんな感じです。 「静か」 油圧タペットのメリットは、それだけです。 コイツが油圧ユニットです。 パイルダー・オン前。 調整にはゲージが必要です。 かき氷にシロップをかけるヤツみたいな格好の、スプーン1杯のとこまでスプリングを縮めたい、そんな気持ちです。 全部の油圧ユニットをオイルで満たした時に、おんなじ条件にしたいワケですね。 縮めるためには、プッシュロッドを張る、という作業なのであります。 薄いスパナが無いとナットを痛めますので、買いに走るか持ってるヤツを削りましょう。 プッシュロッドカバーを押さえて作業をやりやすくするために、「こんなモノを使うとオシャレです」とかいうのは特にないです。 なんでもいいです。その部屋干ししているヤツをひっぺがして、洗濯バサミをむしり取ってください。 組む前には、タペットブロックの中のオイルを除去すること。 エアでパーツクリーナーを飛ばします。 リトルウイングエンジニアリングが高価なワコーズ製パーツクリーナーを使用しているのは、揮発後に出る水分が少ないからです。 100円とかで売られているモノでも油分は流せるのですが、なんか大量の水が出ます。 エンジン内に水を注入したくないので、ここは使用するケミカルを選びましょう。 で、もちろん油圧ユニットも完璧に洗います。 何ならガソリンで洗って下さい。 乾かしたらボディのワンウェイバルブがコロコロと鳴るハズです。 合体させてパーツクリーナーのノズルのような細いモノで先っぽからツンとしますと、 中の空気がシュッと抜けましてパイルダー・オン完了です。 ◯油圧ユニットの中の空気を完全に抜く事。 ◯タペットブロックの中のオイルを除去する事。 ◯ゲージを使ってテンションを合わせる事。 これで油圧ユニットの中は決められた量のエンジンオイルのみで満たされ、 タペットクリアランス・限りなくゼロを保ってくれるというワケです。 ということは、油圧の低下や油圧ユニットの許容を超えるエンジンの高回転、調整不良等で、そのタペットクリアランスを保てなくなってしまうというデメリットも持ち合わせております。 調整するためには、バルブが完全に閉じている状態を作らねばなりません。 それがどこだかわかんねぇよ、という方は、 ソリッドタペット編 を御覧下さい。 では、レッツ・タペ調!! Yellow Eagle Run 2nd https://www.youtube.com/watch?v=cH1Mv62fzLE HOSANNA http://www.hosanna65.com/ オンラインストアを紹介させて頂いてすぐにSOLD OUT続出だったようですが、 HOSANNAの商品近日入荷とのことです。
by lwe31x
| 2015-05-20 22:47
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