Do You Happen To Have A Condom?

c0210640_203011.jpg
今日はバルブまわりのことを書きたいと思いまして。

難解にならないように気をつけます・・・

こういう並べるヤツをみんな自分で作るんスよ。

これ絶対混ぜこぜになったらダメなんスよ。

真ん中2つが吸気バルブ(インテークバルブ)。

両端の少し小さいのが排気バルブ(エキゾーストバルブ)。

よりサイズを大きくして、たくさん混合気を詰め込もうという事で、シャベルからはこのように

インテークバルブの方が大きくなってます。

パンまでは同じ大きさ。




c0210640_2030264.jpg
バルブスプリングまわり構成。

左から、

ロワカラー、アウタースプリング、インナースプリング、アッパーカラー。




c0210640_2030327.jpg
合体させてこんな感じ。

これがいわゆる、「自由長」ということで、

フリーレングスってのを直訳した感じの状態ッス。

押し縮められていない状態のバネの長さは、年式により異なるというワケですね。

もちろん、バルブとともにヘッドにセットした状態を、「セット長」というワケでして、

これも規定値があります。

それに合わせるよう、シムを入れて調整する場合もあるのですが、そんなんやってる車両、

リトルウイングエンジニアリング製の以外では見たことありません。

だって、みんなバラバラなテンションじゃ不公平ッスもんね。

そりゃあ合わせたほうがイイに決まっております。







c0210640_2030419.jpg
で、バルブ。

横にあるのは「コッター」と呼ばれる、キーです。




c0210640_2030583.jpg


こういう感じで溝にハマる。

バルブとバルブスプリングは、これだけで固定されております。



c0210640_2030671.jpg

こういう感じで・・・




c0210640_2030630.jpg

こういう感じです。

真ん中の白く反射しちゃってるのがバルブステムのアタマでして、

ここをロッカーアームが押し下げると、バルブが開くという仕組みです。




c0210640_2030897.jpg

さて、本題です。

これがヘッドに圧入されているバルブガイド。

この中にバルブステムが収まり、超高速で開閉を行うんですが・・




c0210640_2030939.jpg
ロワカラーはここに乗るんであります。

重要な、ここの「座り」。

グラグラするような不安定な状態では、かなりのテンションを持っているバルブスプリングに押され、

変な動きをしてしまいます。

年式やらモデルやら、違うのが結構堂々と使われている場所ですので、

バラした時に要注意であります。




c0210640_20301075.jpg
さらに、

ステムシールってのはこういう感じでバルブガイドに被せるもの。

そうするとゴムがオイルを切って、オイル下がりを防ぐという仕組みです。




c0210640_2030101.jpg
しかし、

ロワカラーにシールが入りません。

これではちゃんと奥までシールを打ち込めず、すぐにシールは破損するでしょう。

この車両、実際にこのように組まれておりました。

ロワカラーを加工して、シールの外径よりも大きな内径にしなければなりません。

ここんとこが適当ですと、エンジン掛けたらソッコーでシール破損、煙モクモクみたいな事にもなるのであります。

しかし煙に対して超敏感なのは意外と日本人・・・。

アイドリングの3拍子がどーのこーの言うのも日本人です(そもそもアレは3拍子とは言わないんですけども・・・3拍子ってのはアレですよ、エーデルワイスの歌(笑)イチニッサン、イチニッサン)

ガイド内のオイルをバイトンなんかのシールで完全に切るって事は、

同時に焼き付きを恐れてクリアランスを多く取ったり、摩耗し易い材料で誤魔化したりする他無いワケで・・・

ハーレーのシャベルまでみたいな極太なステムの表面積でそれをやっちゃって、果たして折角オーバーホールしたアナタのバルブガイドは、何キロくらい走行できるのですか、という事であります。

もうヤダ!ステムシールヤダ!(笑)

出来れば使いたくない、コンドームみたいな野郎って事です。

話が完全に逸れたところで、また明日お待ちしております(笑)




あ、ステムシール使わない場合は、画像にあるようなバルブガイドのアタマを斜めに加工しまして、

なるべく燃焼室内にオイルが入らないようにするのであります。

ではでは・・・








[PR]
by lwe31x | 2015-03-12 22:29 | Information
<< Tank Repair. Kaiinno Kai. >>