Flywheel Assembly.

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芯出し完了ゥ!!

スパッと行くときもあれば、行かない時もあり・・・(笑)

本日は祝日ということでギャラリーが多かったので、

比較的サクッと芯が出ました。

見られれば見られるほど精度が上がります(笑)

で、芯出しって何なんだろう・・・?

その辺解説させて頂きます。




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2枚あるんであります。

フライホイールと呼ばれる、なんかバーベルの重りみたいなヤツのことです。

それをクランクピンというシャフトで連結、2枚が合体することでクランクになります。

そんでクランクピンにはコネクティングロッド、略してコンロッドが2本。

1本のクランクピンに、つまりは同じ軸上に2本のコンロッドが付いているというのは、2気筒では少々特殊なレイアウト。

これがハーレーやインディアンの特徴です。

それは単気筒と同じ動きなワケであります。ほほう・・・。

で、2枚あるわけなんで、当然組み付ける時にズレるのです。

この画像は、ズレのその1、「スライドずれ」。




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ズレのその2、「パクパクずれ」。

なんか適当なこと言ってますんで、あまり真剣に「パクパクって言うのか・・・」とか覚えないようにしてください(笑)

つまりは、横軸縦軸、いろんな方向にズレる、と。

芯出しとは、

フライホイールにハメ込まれている、ピニオンシャフトとスプロケットシャフトの芯を合わせて、

高速回転した時の芯ブレを無くす事、です。

これは、「シャフトは真っ直ぐ」が前提です。

ピニオンシャフト及びスプロケットシャフトの、シャフト単体での曲がりや、

各シャフトはテーパーでフライホイールにハマってるんですが、

そのハマり具合によっては芯が出るわけない状態になっちゃってる場合もありますので注意。

ちなみにEvoはピニオンシャフトとスプロケットシャフトがフライホイールと一体になり、バラせない構造になってますので、

シャフト単体の曲がりが無ければ比較的簡単に芯が出るよう改良されました。




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基本、まず組むときに「出来るだけ真っ直ぐ組み付けるためのジグ」で押さえながら、

クランクピン・ナットを200フットポンドで締めるのですが(年式によりトルク値は異なります)、

やっぱりちょっとズレるのです。

んで、じゃあズレをどうやって修正するのかと言いますと、

ぶっちゃけ、「スライドずれ」の場合は、クランクピンに「キー」が入っていない、

スプロケットシャフト側のフライホイールを銅ハンマーなどの重量があり、

しかしフライホイールを傷つけない柔らかなハンマーでブッ叩いて適正値まで修正します。

さて、画像は「パクパク」と開いちゃってるズレを修正するための特殊工具。

こちらはバイスのようにギリギリと締め込み、開いているところを押し縮め修正するツールです。




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こちらはパクパクと狭い部分をこじ開けて修正するための部分。

このツール、無くてもシャコマン(でっかいクランプ)と、バールみたいにデカいプライバー等で縮めたり開いたり出来るのですが・・・

最近結構な金額で入手(笑)

コレ、超速いっすわ・・・

超便利。

持つべきものは、やっぱ良い道具です。

というワケで、各シャフトの芯のブレを最低5/100mm以内に抑えたいところ。

本当はゼロってのが理想なんですが、そこはゼロが出るモノと、何度もバラされ組まれてテーパーのハマりが、ちょこーーーーっとだけ変形したりして、どうやってもゼロが出ないモノという個体差が出てきます。

「あくまでも通常の走行である限りの規定値」ということですので、

そのような感じで受け止めて下さい。

「僕は常に全開だから・・・」と、5000回転以上を常用とする方はゼロにすることをオススメしますが(笑)

以上、芯出しの何となく分かりやすいかな・・・的解説でありました。

ではまた明日。







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by lwe31x | 2015-02-11 21:40 | Tech
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