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Brake.

ブレーキのハナシ。

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最近、ハーレーも100年の沈黙を破り、ブレンボとかニッシンとかになりましたね。

お客様の2008年式ロードキングに乗ってビックリしたんですが、

効くの効かないのって、やっぱブレンボ効くんスよ。

ボクのハイドラの前ブレーキのつもりで握ったらコケるくらいに。


さて、みんな大好きドラムブレーキですが、

今時こんなんをワイヤーで引いてるバイクはありません・・・。

しかしキチンとメンテして調整すれば、ドラムは効くという事を知って頂きたいのです。

コレ言うと信じてもらえない事が多いんですが、

「ドラムブレーキの方がディスクブレーキよりも制動力で勝る」、です。ハイ。





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回転方向に対して食い込むカタチでライニングが開くドラムブレーキは、

板を挟み込む方式のディスクブレーキに比べて効きは良いとされます。

セルフサーボ(自己倍力作用)と言いまして、「食い込み」っつーのはやっぱすげえワケです。

調整されてないモノは、ドラムとかディスクとかいう前に論外ですが。

しかし熱がこもりやすいドラムブレーキは、連続使用時の効きの劣化が早いです。

峠でガツガツやってると、すぐに効かなくなります。

ライニングの減りもバラさないとわからないので、

ブレーキダストが溜まりやすいという仕様を考慮しても、

やはり頻繁にタイヤを外す事でトラブルを回避出来ますね。





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コレが「カッ」っと食い込む訳ですが、

大切なのは「ライニングの全面がドラムに当たるようにする」事。

更に、「チカラを逃がさない」事。

新品のライニングでも、当たる所と当たらない所があっては、本来の制動力を得られませんので、

均一に当たるよう、ライニングを削るなどして当たり出しをしなければなりません。

あとは細いケーブルよりは、伸びない太いケーブル、もしくは伸びづらい素材のケーブルを使うというアップグレード。

更にタブにガタが出ているため、そこでチカラが逃げている場合なんかもあります。



コントローラブルなのはディスクですが、

大型車にディスクブレーキが普及していない事でもわかるように、

生産コストと制動力ではドラムの勝ち!というのを理解して、

カッコイイドラムブレーキで疾走しようではありませんか!

調整はLWEまで!

by lwe31x | 2013-02-13 22:12 | Information
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