ふと、前を行くセダンが対向車線を大きく割って何かを避けた。
犬であろうか、猫であろうか。 僕はその動物の事を考えた。 血の色と内臓の色、飛び出した眼球。 もしかしたら、鳥かも知れない。 前方に放置されているであろう「物体」の事を考える。 魂在る有機物を構成するパーツというのは、何故あんなにもグロテスクなのだろう。 鉱物油にまみれたギヤ、ベアリング。 比べるまでもなく僕はこっちの方が好きだ。 しかし比べるように連想したそれは、思考的回避であると、僕は知っていた。 出来れば見たくもないし、連想する事すら避けたい。 誤って乗り上げてしまった時の、あの感触は筆舌に尽くし難い。 前のセダンに続いて僕も大きく「何か」を避ける。 見たくはない。が、横たわっているのは、とても黒いものに見えた。 プレステ2かよ(怒)
by lwe31x
| 2012-07-04 23:31
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